渡部建(アンジャッシュ)

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渡部 建(わたべ けん、1972年9月23日 - )は、日本のお笑い芸人、司会者。 お笑いコンビ・アンジャッシュの ツッコミ担当。身長175cm、血液型O型。東京都八王子市出身。プロダクション人力舎所属。

来歴

子ども時代

渡部・相方児嶋ともに、東京都八王子市生まれである。 3人兄弟の末っ子で兄と姉がいる。

八王子市立片倉台小学校、八王子市立中山中学校卒業。小学時代は野球に熱中していた[1]

東京都立日野高等学校で相方児嶋と高校二年のときに同じクラスになる。二人の出会いは体育の授業が終わって着替えているときにジャンプを盗んだと勘違いされ、あらぬ疑いをかけられたことから始まった[2]

高校時代から渡部は明るくてクラスの中心的存在だったいう[2]。卒業後は、神奈川大学経済学部へ進学。

アンジャッシュ結成(1993年-)

1993年、大学2年の時に高校の同級生・児嶋一哉から「一緒にお笑いをやらないか」「おまえしかいない」「相方さえ見つかれば、お前はすぐテレビに出してやるって社長に言われてるから」[2]と誘われる。 大学の遊びも落ち着いていた時期だったこともあり面白そうだと思い、快諾。お笑いコンビ「アンジャッシュ」を結成。後になってから自分が誘われたのは5人目だったことを相方から打ち明けられた。[3]

コンビ名の由来はJoy(喜)、Angry(怒)、Sad(哀)、Happy(楽)の頭文字を並べた「JASH」に否定を表す接頭辞の「UN」をつけた物で、「喜怒哀楽がない」といった意味である。

人力舎お笑い養成所スクールJCA2期生。半年遅れで入学したため、ほとんど授業を受けていない。

若手時代(1995年-)

1990年代半ば、『ボキャブラ天国』シリーズに出演。

コンビ結成2~3年目ぐらいまでは、いわゆるオーソドックスなコントをやっていた。現場ではウケていたものの、ネタに特徴があるわけでもキャラが目立つわけでもなかった。 そのため客の印象に残らず、賞レースでもなかなか勝てなかったという[2]

苦しい日々が続いたが、試行錯誤の末、アンジャッシュの代名詞とも言える「勘違いコント」が生まれる[2]。 起承転結のあるネタが高い評価を得て、徐々に頭角を表すようになった。

1997年3月14日第7回ニッポン放送高田文夫プロデュースOWARAIゴールドラッシュII優勝。1998年1月26日第10回ニッポン放送高田文夫プロデュースOWARAIゴールドラッシュII第2回グランドチャンピオン大会優勝。

1999年からは『爆笑オンエアバトル』に第一回目から出演。オフエアだったが、その後番外編としてメインのドキュメンタリーが放送される。毎回高得点を出し、チャンピオン大会ではほとんどが上位である。

ブレイク(2003年-)

2003年1月には『爆笑オンエアバトル』の第5回チャンピオン大会で優勝を果たした。 コント勢で初の優勝、関東勢で初の優勝、人力舎芸人で初の優勝という記録尽くしのチャンピオンとなる。番組のゴールドバトラーとプラチナバトラーの両方に認定されている数少ないコンビである。

同年『エンタの神様』に出演して人気や知名度が上昇。翌年2004年の『笑いの金メダル』では高い評価を受け、記念すべき第一回金メダリストとなる。

2004年9月千葉テレビ放送で初の冠番組、『白黒アンジャッシュ』が始まる。

2005年4月から『ポップジャム』(NHK)で初めて歌番組の司会を務める。

その後再び仕事が激減するも、ラジオ番組「PLATOn」がスタートし、多趣味なマルチタレントとしてのきっかけをつかむ[1]

現在(2010年代-)

2010年12月23日13時から15時30分に、ニッポン放送の特別番組として、漫画『ラストイニング』県大会決勝戦の彩珠学院対聖母学苑戦をラジオの野球実況中継として再現した番組では、ゲストとして出演し解説を務めた[4]

芸風

アンジャッシュ(コンビ)

コントが中心。エンタの神様などでは、事務所の後輩の若手や第三者の女性も登場され、複数でコントを行う事もある。また、映像や音声を使用するネタも多く制作している。

  • ネタ作りは2人で行う。こういうズレが起きたら面白いんじゃないか、というのを2人揃ってブロックごとに考えるという[2]

勘違いネタ

お互いが勘違いをしながら話が進んでいってしまう、日本語の難しさを逆手にとったアンジャッシュが一番得意とする手法のネタで、彼らの代名詞ともいうべきネタ。「それぞれの会話」「誰だっけ?」「親友の母親と結婚」「同業者?」など。

  • 児嶋の場合、下ネタを連想することが少なくなく、後半になってくると勘違いに気づかないほうがおかしいワードなども飛び出してくる。結局、最後までずっと勘違いしたままネタが終わるパターンが多々で、途中で勘違いしていたことに気づくパターンは稀である。
  • また、勘違いの内容も2種類あり、同じ単語だが意味をそれぞれ違う風にとらえるパターンと、文面自体を勘違いするパターンがある。前者は小学校の先生である児嶋が「手のつけられないぐらい悪い子(悪戯やいじめをする子)がいる」という発言を、小児科の先生の渡部が「(末期がんのような)手の施しようがない悪い子」という発言だと勘違いしたりする「小児科の先生と小学校の先生」など、後者はバイトの面接で来ている児嶋の「トラックの免許を持っている(から、商品の運搬もできる)」というアピールを、児嶋を万引き犯だと思っている渡部が「トラックの免許を持っている(から、店の商品を根こそぎ盗むことができる)」という発言だと思う「バイトの面接と万引き犯」などが該当する。
  • これの応用として、渡部が児嶋の存在にすら気付かず、児嶋が渡部の発言(主に携帯電話での会話)を全て自分への指示だと勘違いするコントもある。例として「障子を隔てて」「本番直前」「診察」がある。この場合後述する携帯電話ネタの応用とも言える。

音響ネタ

渡部とマスコットの会話で話が進む。マスコットの音声は音響係の児嶋がサンプリングマシンを用いて出すが、操作ミスや不具合などで間違えたセリフが流れてしまう。

  • 使用されるマスコットとしては主に「ピーポくん」(警視庁から許可を得て正式名称で演じられる前は「ピーポー君」としていた)や「キュータ君」(東京消防庁のキャラクター)、「トレイン君」(架空の鉄道警察キャラクター)などがある。ヒーローショーで渡部がヒーロー役となり、複数の人物で行う場合もある。また二人とも誘拐犯という設定で渡部が誘拐した子供の親に電話し効果音を児嶋が流すネタも過去にはあった。
  • なお最近ではこのネタをさらに応用したものとして、連絡ミスが原因でゲストが来ないラジオ番組という設定で、渡部が司会で児嶋が音響のADとして録音素材のゲストの声をテープで再生し、渡部は児嶋が作った台本とアドリブでラジオ番組を進める派生ネタができている。渡部の質問に対し児嶋が流すゲストの声はあまりに的外れなためCM中に児嶋が渡部に「なんだこれ?」と言われる。「ゲストのお天気お姉さんが来ない」や「新婚のプロ野球選手とお料理番組の女子アナが来ない」等。このネタは後述するバカAD児嶋ネタを応用したネタとも言える。ちなみに音響ネタが前半で使用した台詞を後半に流用して笑いを取るのに対し、ラジオネタは台詞全てがネタとなっている。

映像ネタ

バカADこと児嶋がディレクターへの昇進をかけて、映画や飲み物のCM・通販番組などを作成したり、年賀状や旅行の写真等児嶋が作ってきたものや、持ってきたもの、または防犯カメラでの児嶋の様子などを2人で見るというもの。これらのネタは「巨大モニターで状況を確認する」という点が共通している。ミスの内容は始めは初歩的なものが多いが、回を重ねるごとにだんだんエスカレートしていく。また、児嶋がADのネタでは後半、児嶋の態度が悪くなってくる。

  • また番組編集ではモニター内で渡部が司会、児嶋がゲストを演じることが多い(その他は主に事務所の後輩が出ている場合もある)。なお最近ではこのネタを応用したものとして前述したとおり音響ネタの応用したネタとミックスしたラジオネタがある。

携帯電話ネタ

つながりのない二人が隣りに座り、それぞれ携帯電話で別の話をしているが、お互いの発言内容が変な感じに会話として噛み合ってしまう。「生徒と会話する家庭教師/友達と会話する男」、「娘を誘拐された父親/彼女と会話する男」の2バージョンがある。この種のネタは最近ではあまり見られないが、応用形として前述の勘違いネタとミックスしたネタが多い。

  • もともとジュンカッツ(名倉潤(ネプチューン)が所属していたコンビ)のしていたネタに影響を受けて始めたもので、アンジャッシュが現在の作風を築く基礎になったネタである。

泥棒ネタ

泥棒(児嶋)が忍び込んだところを関係者(渡部)に見つかってしまい、渡部が児嶋を近日来るはずだった人物だと勘違いし、児嶋がその人物に成りすましてごまかそうとする。「アイドルの楽屋に泥棒」「ご祝儀泥棒」「お笑い事務所に泥棒」の3つがあり、エキストラが登場することも多い。

  • その他、「2人の空き巣」のように渡部も泥棒であり、空き巣に入ったところ偶然同じく泥棒である児嶋と鉢合わせし、お互いをごまかすために各々を家人かその関係者だと偽ってごまかそうとするパターンもある。
  • また、これに似たネタで、置引き犯・児嶋が盗品を自分のものだとごまかそうとする「職務質問」や児嶋が借金から逃れるために別の人物だとごまかす「借金取り」などもある。
  • なお、別の人物だと誤魔化すとその人物がおったことになってる債務等をかぶるのがお約束である。 ちなみにいずれのネタも、ドラマ『古畑任三郎』の第22回「間違われた男」に酷似した展開が見られる。

部屋ネタ

二つの部屋に暮らす二人の全く違う行動が次第にリンクしていくコント。例えば「ダーツを投げる渡部」と「首を捻った児嶋」の行動がリンクし渡部が投げたダーツが児嶋に当たったように見えたり、「女の子をデートに誘う児嶋」と「大相撲を見ている渡部」の行動がリンクし渡部が女の子をデートに誘う児嶋を応援しているように見える等。

小ネタ集

短いネタをテンポよく連発していくコント。「感動エピソード」「実は…」「どきどきする瞬間」など。

  • ちなみに披露するのが1分ネタに限られる爆笑レッドカーペットでは「感動エピソード」を1本だけして終わるようにしている。

渡部建(ピン)

多趣味を生かした膨大な知識量で多くのバラエティ番組で活躍を見せている。努力の人であり、スポーツ・恋愛・グルメは決して廃れることがないという理由で売れるための戦略的な趣味選びをしているという[5]

  • 心理学に興味があり、恋愛に使える“恋愛心理学”をたくさん持っている[6]。資格もいろいろ持っており、夜景鑑賞士検定3級[7]、社交ダンス(ラテン1級)[8]、日本さかな検定3級[9]、ダイエット検定2級[10]、高校野球検定を取得している。

グルメ

  • 趣味は食べ歩き[8]、高校野球観戦[8]、映画鑑賞[11]、小説(読むこと、書くこと)[8]
  • 1日でも休みが取れれば地方の名店まで訪れるぐらいグルメであり、年間500件以上食べ歩いている。グルメリポーターとしても活動している(師匠は寺門ジモン[12])。また「ジモン軍団」と自ら公言している[13]

高校野球

  • 野球マニアである[14]
  • 高校野球好きで、時間が空くと地方予選に留まらず強豪校の紅白戦なども観戦するために様々な球場に足を運び、出場選手にも詳しい。高校野球を観戦に行くとデジタルカメラで写真を撮るが、試合だけでなくスタンドで応援している部員も撮る[15]
  • プロ野球は阪神タイガースのファンであることを公言している。
  • 小学1年~中学3年までの9年間、八王子リトルリーグに所属していた(元中日ドラゴンズの遠藤政隆とはチームメイト、1学年下には元西武ライオンズの高木大成がいた)[16]

エピソード

人物

  • 笑いのセンスに長けており、小島よしおの『そんなの関係ねえ』のテンポを変えたほうがいいと指摘し、ダンディ坂野に対しても元々『ゲット』だったのを『ゲッツ』のほうがいいとアドバイスした。その後、二人は大ブレイクを果たしている[17]
  • 好きな漫画家は弘兼憲史である[18]
  • 女子力が高く、ぬか漬けやスムージー、ジャーサラダ作りに夢中である[19]
  • 2011年8月12日 信号待ちをしていたタクシーと追突事故を起こす。

受賞歴

出演番組

アンジャッシュ

テレビ

  • 白黒アンジャッシュ(チバテレビ)
  • 所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!(テレビ東京)※隔週
  • ココロ部!(Eテレ)

CM

  • 資生堂『uno』(2005年)
  • ミニストップ『宇治抹茶ソフト』(2006年)
  • スクウェア・エニックス ニンテンドーDSソフト『ファイナルファンタジーIII』(2006年)

MV

  • Sowelu 『I Wonder』(2007年1月)※顔全体はほとんど映っていない。

DVD

  • アンジャッシュベストネタライブ「キンネンベスト」
  • アンジャッシュ〜クラダシ〜
  • アンジャッシュ単独ライブ〜THIRD EYE:開〜
  • アンジャッシュネタベスト
  • アンジャッシュ「五月晴れ」
  • 爆笑オンエアバトル(アンジャッシュ9ネタ収録)
  • 白黒アンジャッシュ1〜5
  • アンジャッシュのタイツくん〜男のたしなみ〜ON盤
  • アンジャッシュのタイツくん〜男のたしなみ〜OFF盤

渡部建

テレビ

ラジオ

  • GOLD RUSH(2012年10月5日 - 、J-WAVE)ナビゲーター
  • PLATOn(2007年10月1日 - 2010年9月30日、J-WAVE)ナビゲーター
  • CIRCUS CIRCUS(2011年4月1日 - 2012年9月28日、J-WAVE)ナビゲーター

ドラマ

  • 働きマン 第9話(2007年、日本テレビ) - 千葉真 役
  • 最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜 第3話(2012年、TBSテレビ) - ホスト 役
ふなっしー探偵(2016年1月7日、フジテレビ) - ナレーション

ネット配信

  • 週刊♂オトコ自身(2012年3月1日 - 2014年3月26日、BeeTV)
  • 渡部の歩き方(2016年10月29日 - 、Hulu)

吹き替え

  • タイタンの戦い(2010年) - グライアイの魔女 役

CM

  • サントリー サントリープレシャス(2015年、北海道限定商品) - 「女子会 with 渡部 北海道版」篇、「女子会 with 渡部 ふたたび北海道版」篇

舞台

  • 恋愛戯曲(2006年)- 向井正也 役

著書

  • エスケープ!(2009年、幻冬舎) ISBN 978-4344017085
  • ホメ渡部の「ホメる技術」7(2012年、プレジデント社) ISBN 978-4833420082
  • 芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒(2014年、文芸春秋)ISBN 978-4163901343
  • ワタベ高校野球の味方です。(2016年、KADOKAWA刊)
  • 渡部流 いい店の見つけ方教えます。すべて新店 初出し80軒(2016年10月28日、文藝春秋)

脚注

出典

  1. 1.0 1.1 価格.com - 「誰だって波瀾爆笑 ~結成23年!アンジャッシュ…渡部&児嶋が2人飲みで本音激白!~」2016年10月16日(日)放送内容 | テレビ紹介情報
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 6年ぶりの単独ライブを収録したDVD発売! アンジャッシュインタビュー - 女性自身[光文社女性週刊誌]
  3. (2008年1月14日(月)に放送された«嵐の宿題くん»の中でその事実を改めて暴露していた)
  4. 「ラストイニング」甲子園賭けた名試合をラジオで再現?、コミックナタリー(2010年12月22日)2016年11月26日閲覧
  5. アメトークアンジャッシュ渡部大好き芸人!グルメ王は戦略的作戦!? | LIFE
  6. “アンジャッシュ・渡部建、なぜ業界人や美女にモテモテ? MC抜てき、ひな壇指名、佐々木希との熱愛……”. マイナビニュース (2015年5月2日). 2016年11月26日閲覧
  7. “高校野球検定リレートライアル第3回 アンジャッシュ渡部建の高校野球検定に挑戦してみた!(中編)”. 朝日新聞2016年11月26日閲覧
  8. 8.0 8.1 8.2 8.3 “NAVIGATORS PROFILE”. J-WAVE 2016年11月26日閲覧
  9. “アンジャッシュ渡部「日本さかな検定」の3級を取得”. Ameba News(2010年10月10日). 2016年11月26日閲覧
  10. “ダイエット検定取得有名人”. ダイエット協会2016年11月26日閲覧
  11. TVスター名鑑2015(東京ニュース通信社)p.254
  12. “アンジャ・渡部が敬愛する寺門ジモンの“超人伝説”を紹介”. サンケイビズ (2014年3月4日). 2016年11月26日閲覧
  13. “待望の!?寺門ジモンリスペクト芸人たちが大集合!『アメトーーク!』”. テレビドガッチ (2014年2月27日). 2016年11月26日閲覧
  14. 「アンジャッシュ渡部、ドラフト会場で高校&大学後輩の指名見届ける。」デイリースポーツ(2016年10月21日)2016年11月26日閲覧
  15. 高校野球観戦「桃太郎電鉄」のような移動 渡部建 - 産経新聞(2012年8月26日))2016年11月26日閲覧
  16. “アンジャッシュ渡部建が考える、統一球、ルーキー、阪神の戦いぶり。”. Sports Graphic Number(2014年5月13日). 2016年11月26日閲覧
  17. 業界関係者も大絶賛! アンジャッシュ渡部の“バラエティ愛” - ライブドアニュース
  18. “課長島耕作検定「著名人コラム 渡部建さん」”. 株式会社ルート2016年11月26日閲覧
  19. “TVでた蔵「2015年4月22日放送 フジテレビ めざましテレビ」”. ワイヤーアクション (2015年4月22日). 2016年11月26日閲覧